清涼飲料水の缶、自動車のボディやシャーシ、ビルの鉄筋、橋、鉄道、船舶……。“ 鉄” は、私たちの生活になくてはならない
素材であり、近代日本の発展を支えてきた産業の主役です。私たちツルセキエクス( 株) は日本を代表する製鉄会社とのパー
トナーシップのもと、“ 鉄” づくりの様々な工程で重要な役割を担ってきました。
◆たとえば製鉄所の心臓部といえる高炉部門
では、高炉から流れ出る1,500℃もの銑鉄(せんてつ)が、安全に効率良く流れるよう常に厳しい監視の目を光らせています。
◆また、鉄を作る上で欠かせないコークス( 石炭を蒸し焼きにしたもの) の製造面でも、上質なコークスを安全に作れるように、
コークス炉の補修、メンテナンスという形で活躍。鉄作りにおいて特に重要な各工程で多大な貢献をしております。
◆鉄を知り、
技術を極め、信頼に応える……。私たちのこの姿勢は、これからも日本の基幹産業を支えていきます。
事業紹介(京浜事業所)
高炉溶銑樋の施工・保守管理
鉄鉱石を還元する時の還元剤としての炭素の供給源及び装入物を加熱・溶解する為の熱源としての役割を果たすコークス。
炉の頂部から鉄鉱石、コークス等原料を装入し、羽口から熱風を吹き込んでコークスを燃焼させて高温のCO ガスを発生させ、
このCO ガスで鉄鉱石を還元、溶解し、銑鉄を取り出す為の高炉。
当社はJFE スチール株式会社東日本製鉄所京浜地区構内にて高炉溶銑樋の施工・保守管理を請け負っております。
樋修理班
鉄は高炉内で鉄鉱石とコークスを加熱して製造されます。高炉内で製造された鉄は高炉から出ると樋の中を流れて次工程へ運
搬されます。耐火物で出来た樋は1,500℃超える鉄により浸食されます。当社ではその樋の修理全般を請け負っております。
カバー修理班
高炉の樋には溶銑が飛散しないように、飛散防止カバーを被せております。樋同様に高熱によりカバーも浸食します。当社で
はその樋カバーの修理全般を請け負っております。
コークス炉保守管理
コークス炉とは、鉄鉱石を銑鉄にする際の還元剤として使用されるコークス原料を造る大型の窯炉で、蓄熱室、炭化室、燃焼
室で構成され、炭化室に装入された石炭は隣接する燃焼室(1,100℃〜1,350℃)の炉壁から加熱されて乾留(蒸焼き)してコー
クスを製造する設備です。
炉体補修班
コークス炉は耐火物を積み上げて出来ており、常時1,200℃で熱せられています。劣化した耐火物をブレーカーで解体をして
新しい耐火物を設置しております。炉内の劣化部には不定形の耐火物を吹き付け補修をしております。
事業紹介(鶴見事業所)
焼却処理施設
川崎エコクリーン(J&T 環境株式会社)
工場構内にて各医療機関からの感染性廃棄物の荷受け・運搬・処理等の作業を請け負って
おります。当社では、日量約15t の焼却処理をしております。
炉内清掃、メンテナンス工事
定期修理は、一定期間毎に焼却炉を健全に運用するための焼却炉内部清掃、各種メンテナンス等を行っております。
横浜市焼却処理施設
一度に約3t の焼却灰を掴み、トラック1 台に対して3 回積み込み、1 日に9~12 台 の積み込み作業を行なっています。
▲破砕機運転
1 日40~50 台の搬入車両の受け入れ。20t 程度の粗大ゴミを処理しています。
▲ クレーン、焼却灰積み込み作業